こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
歯には全く異常がないにも関わらず、歯の痛みを訴える患者さんが来院される時があります。
これは、【歯科心身症】という病気が原因になっている可能性があります。
【歯科心身症】は歯の痛み以外の様々な自覚症状を引き起こす疾患です。
歯科治療で改善しない場合もあり、心理療法や薬物療法が必要になる可能性があります。
舌に腫瘍や潰瘍などの異常がないのに、「舌がピリピリ痛い、味がしない」のような症状が長期間続く状態のことを言います。
痛みに関しては朝起きてから寝るまでずっと自覚されていることが多く、痛みの強さには波がありますが、痛み止めなどは全く効きません。
しかし、痛くて寝れないということがないため、問診でわかることが多いです。
精神的なストレスが原因だと言われています。
歯にはむし歯や歯周病がなく、またレントゲンで異常もないのに、原因不明の痛みが続く状態です。
普通、歯の痛みがある場合、神経をとったり抜歯したりすることで痛みがなくなりますが、処置をしても激しい痛みが続くことがあります。
口腔内は清潔で、汚れや歯石もないのに、口臭があると思い込んでしまう状態です。
体臭がないのにあると勘違いしてしまう自臭症の一つで、繊細な方や几帳面な方に多く見られる症状です。
対人恐怖症にもなりかねないので、仕事や私生活に影響が出ることがあります。
かみ合わせをしっかり調べても異常が認められないのに、かみ合わせに違和感を感じている状態です。
歯の治療後、特に詰め物やかぶせ物を装着したことをきっかけに症状が出ることがあります。
歯科治療に対して恐怖感を持っていて、歯科医院に行くということでも動悸や息切れをおこす状態です。
以前に受けた歯科治療での恐怖や、歯医者さんや衛生士さんから受けた言動などがトラウマとなっていることが多く、しっかりとコミニュケーションをとることで症状が安定します。
心理的な変化や、以前に受けた治療などの経験によって、痛み以外にも色々な症状がでることがあります。
一人で悩まず相談することをオススメします。
お気軽にご相談ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師