こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
患者さんに「それって差し歯のことですか？」とよく聞かれます。
まず患者さんが思っている【差し歯】とは「被せ物」のことです。
被せ物（差し歯）とは？
奥歯の全体を被せるものや、前歯の全体を被せるものもあります。
歯の神経の処置をしている場合は、土台となる「コア」を立てて形を整えます。
その上に「差し歯」＝「被せ物」をしていきます。
根っこの中が膿んでいるような場合は、まず、根っこの中をキレイにしていく処置を行い、コア⇒被せ物の順に治療をしていきます。
コア、被せ物にもそれぞれ保険診療、保険外診療とあります。
保険外診療で使用するコアに関してはファイバーコアと言われるグラスファイバーを使用した白い土台になります。
これは、弾性がありまたしっかりとした強度もあるので保険診療で使用する金属の土台より審美性や機能性に優れています。
保険外診療で被せ物に使用する材料には、セラミックやジルコニアといった、審美性・強度・機能性・清掃性の高い材料を使用することが可能です。
インプラントとは？
以前にも書かせていただいていますが、【インプラント】とは、歯をまるごと失った場合に行う治療方法になります。
チタン性の人工の歯根を骨に埋めてその上に被せ物をする治療方法です。
インプラントをするためには、外科的な処置が必ず必要になります。
また、インプラントと骨はすぐにくっつきませんので、インプラントの表面に骨がくっつくまで２～３ヶ月待つ必要があります。
インプラント治療は保険外診療となりますが、被せ物まで行うと、自分の歯のように噛めるというメリットがあります。
「先生ならどうしますか？」と聞かれた場合は、迷わずインプラント治療を選択します。
インプラントは顎の骨に埋め込むものになるので、細菌感染には十分に注意しなければなりません。
インプラント自体はむし歯になりませんが、歯周病にはかかります。
毎日の口腔ケアはもちろんですが、より一層歯医者さんへの定期検診に通い、インプラントの確認、専門のクリーニングを受けることが大変重要になります。
糖尿病や喫煙、骨粗鬆症などの全身疾患への罹患にも注意が必要です。
インプラント周囲の感染リスクが増加しますので危険因子をさける生活習慣が大切になります。
まとめ
差し歯は、天然の歯に比べて歯が薄かったり、耐久性が劣っていることがほとんどです。
かみ合わせの調整はしっかりおこない、そういったリスクを減らすことが大切になります。
【差し歯】の色や種類・形の相談、【インプラント】の費用や処置期間など、メールでもご相談いただけます。
お気軽にご連絡ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師
