こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
歯医者での歯科治療を受ける際に、複数回の来院が必要になるケースは珍しくありません。
なぜ、歯医者は何回も通わないといけないのだろう?と思っている方も多いかと思います。
歯科治療が1回で終わらない理由、または何回もかかる理由は『保険診療は治療の内容を制限されている』からです。
歯医者さんで保険適用の診療を受診する際、国が定めた制限があります。
制限には治療で使用する歯科材料や治療範囲など、様々な取り決めがあります。保険適用で診療を受ける場合は、その取り決めに従った治療を受ける必要があります。
今回の記事では、歯医者での治療が複数回に渡って行われる理由を解説させて頂きます。
保険診療は、1961年に開始された国民健康保険制度で、2000年には世界保健機構から世界最高の評価を受けたことのある医療福祉制度になります。
保険証があれば全国どこの医療機関でも受診が可能なフリーアクセス制で、どの医療機関を受診しても同じ負担割合で治療を受けられます。
一方で、患者さん・歯科医院の両者のデメリットは、診療内容・治療方法の制限があるということです。
日本では厚生労働省によって認可を受けていない材料・医療機器は使用できません。
歯医者で歯科治療を受ける際、1回の治療で行える内容には制限があります。
例えば・・・・
むし歯が3本ある患者様が受診されるとします。
治療を1回で行なった場合、麻酔の箇所は3箇所、型取りの箇所も3箇所となります。
この場合、通常の3倍の治療費となり次回受診していただいた場合、通常であれば3~5千円の処置内容が1~1.5万円の費用になります。
診療できる範囲が決まっているため1回の治療・費用など、一人の患者さんごとにおおよその値は国によって定められているため、一度に多くのむし歯治療をすることは原則としてできません。
以上のように、保険診療はメリット・デメリットがあるため上手に使うこと、また歯科医師と十分に相談することが必要です。
保険診療でできること、自費診療でできることをしっかりと説明しますので、ご相談にお越しください。
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かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師