ホワイトニングによって歯にダメージを与えて歯が弱くなるというイメージがある方もいらっしゃると思います。
そんなことはありません。
今回はホワイトニングの効果と歯へのダメージについて解説させて頂きます。
歯科医院で使用するホワイトニングの薬剤は、過酸化水素をベースとしたものを使用しており、ご家庭で行うホームホワイトニングはさらにマイルドで低濃度の過酸化水素水を使用します。
過酸化水素を歯に使用した場合、歯から溶け出してくるミネラルの成分量は、糖分を多く含む清涼飲料水に約3分接触させた場合と過酸化水素に約100時間接触させた場合と同程度であるという研究報告があります。
歯科医院で行うホワイトニングは通常、1時間程度なので歯に対するダメージはほぼないと考えて良いかと思います。
ホワイトニングの効果は歯が白くなるだけではありません。
歯が白くなることで若々しくなり自信が持てるようになります。
またその美しさを維持しようとし、クリーニングや歯のケアも丁寧になるなど、歯の健康面でも大きなメリットがあります。
最近では、ホワイトニング後に唾液が歯に触れることによって、
・歯の再石灰化の促進
・エナメル質のミネラル濃度の上昇
・酸に対する耐性の向上
このような効果がわかってきました、これは虫歯に対する予防の効果が高まるということです。
また過酸化水素自体の殺菌作用で、虫歯菌や歯周病菌にも効果が期待できます。
当院ではホワイトニングの際の注意事項はしっかりお伝えております。
ホワイトニング直後は歯の表面を守るペリクルという膜が剥がれている状態です。
1~2日は歯が溶けやすい状態ですので注意してください。
フッ素塗布させていただき、表面の保護をさせていただきます。
また、色の濃いものは24時間摂らないようにしてください。
ホワイトニングをご希望の際は、注意事項を丁寧に説明させて頂きますので、気になっている方はお気軽にご相談ください。
春から新生活をスタートさせる方にはホワイトニングはお勧めです。
白く健康的な歯で、新しい生活をスタートさせませんか?
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師