こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
定期的に歯医者さんで歯のメンテナンスをしているのにむし歯になるのは何故でしょうか?
実は歯に磨き残しが2日以上あるとむし歯になるからです。
皆さんはなぜ毎日歯磨きをしているのでしょうか?
食後に口の中が気持ち悪いから、口臭が気になるからなど理由は様々かと思います。
歯磨きをする本当の理由は『むし歯の原因になるプラーク(汚れ)を取り除く』ためです。
今回の記事では、歯のメンテナンスをしっかりしているのにむし歯になってしまう理由を解説させて頂きます。
プラークが歯に付着した状態で放置しておくと、最短約2日でむし歯になります。
これは歯の表面が脱灰(だっかい)といわれる溶け出す状態から始まります。
脱灰し弱く脆くなった歯は、食べる力や歯ぎしりなどによって欠けたり、脱灰が進み虫歯が奥まで進行していきます。
歯の表面のエナメル質から象牙質と呼ばれる部位に到達すると、しみて痛みが出るようになります。さらに進行していくと、神経まで届き激しい痛みをともないます。
この状態になると、神経の処置を何回か行い土台を立てて、被せをするという治療方法になります。
来院回数も多くなり治療費も高くなります。
脱灰を防ぐため、または早期に発見するためには定期的なメンテナンスは必ず必要です。
しかし、2日でむし歯になることを考えると、自宅での口腔ケアや歯ブラシがとても大切なことがわかるかと思います。
歯ブラシのみを使って歯を磨いても歯の表面の約60~70%しかキレイにすることはできません。
歯と歯の間を磨くフロス、歯と歯ぐきの境目を磨く歯間ブラシを併用することで磨き残しを少なくすることができます。
フッ素が配合されている歯磨き粉(研磨剤無配合)や、抗菌性の高いうがい薬を使うことで細菌数を減らし、歯周病予防をしていくことも必要です。
口腔内の環境は悪くなることはあっても、良くなること元通りになることはありません。
現状を維持し、より良い口腔環境を長く保つために口腔内のメンテンスは大切です。
歯医者は怖いというイメージはひと昔の話かと思います。
しっかりお話を聞き、痛みの少ないクリーニングをさせていただきますので、歯でお困りになる前に歯医者さんに通う習慣を持ちましょう。お気軽にご相談ください。
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院長 加須屋 歯科医師