こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
歯は力を入れて磨けばいい!
と思っていませんでしょうか?
歯磨きは、お口の中を健康に保つ上で欠かせないものです。
ただ、ゴシゴシと力一杯磨けばいいというものではありません。
ゴシゴシ磨くことで歯や歯ぐきなど周囲の組織にトラブルを起こしているかもしれません。
力をいれてゴシゴシ磨いた方がよく汚れが落ちると思ってつい力を入れてしまいますが、やりすぎると歯ぐきに傷ができたりします。
歯の表面はエナメル質という硬い組織で覆われていますが、エナメル質が薄い、歯と歯ぐきの境目を力いっぱい磨くと、中の象牙質が露出し、虫歯ができやすくなります。
象牙質は歯の神経と細い管で繋がっているので、冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」の症状がおこることがあります。
また歯ぐきがしがってしまい、歯が長く見えたりします。
歯ブラシは使っていくうちに毛先が弱くなり、広がっていきます。
広がってしまった歯ブラシではしっかりと汚れを落とすことはできません。
歯ブラシは最低一ヶ月に一回交換して、毛先が開いたらすぐに交換しましょう。
子供さんは2~3週に一回の交換をオススメしています。
硬い毛先の歯ブラシは効率よく磨けるものもありますが、使い方が難しく、歯が削れたり、歯ぐきにもダメージが加わりやすく、オススメしていません。
歯ブラシのサイズには色々あります。
大きな方が効率よく磨けそうですが、細かな動きや、歯と歯ぐきの境目が磨けません。
毛先が当たりにくいので、磨き残しが多くなります。
食後、歯磨きをすることはオススメしていますし、間食後の歯ブラシもした方が良いと思います。
しかし、多く磨くことで歯と歯ぐきを傷つける可能性が多くなりますので、適切な歯ブラシの選択、適切な力での歯磨きをお願いします。
歯磨きで、歯や歯ぐきをダメにしないために、当院の歯科衛生士から正しい磨き方・歯ブラシの選択をアドバイスさせていただきます。
また、歯磨き粉・うがい薬の効果的な使用方法などオススメしますので、一度クリーニングにお越しください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師