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親知らず抜歯後に起きたドライソケットと抜歯後出血について

こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。

 

先日、当院に『他院で親知らずを抜歯されてから、毎日ロキソニンを飲んでいます。もう2週間になります』と患者さまが受診されました。

 

むし歯が深い場合や、歯周病で歯を抜いた後は、骨面が露出した状態になります。
通常の治癒過程は、歯を抜いた後に骨面から出た血が、抜歯の穴の中で血の塊になり、骨に置き換わっていきますが、血の塊が定着せず骨面が露出した状態が続くことで『ドライソケット』と言う状態になります。

 

親知らずの抜歯は治療後にトラブルに発展するケースがあり、よくあるトラブルが『ドライソケット』『抜歯後出血』です。
今回の記事では、親知らず抜歯後に起こるトラブルについて解説させて頂きます。

 

親知らず抜歯後に起きたドライソケットと抜歯後出血について

 

ドライソケットについて

ドライソケットは持続的な我慢できないズキズキした痛みが毎日続きます。
痛み止めを内服しても2~3時間ほどしか効かないのが特徴です。

 

ドライソケットにならないためには抜歯後の処置をしっかりすることが大切になります。
それは『血の塊を抜歯した部位にしっかり留まらせる』ということです。

 

これには止血剤の使用が重要になります、
当院では歯を抜く場合は必ず止血剤を使用しますのでドライソケットになるリスクはありません。また、ドライソケットになってしまった方は、口腔外科の知識がある歯科医院で処置をしなければいけません。ドライソケットの処置は経験・技術の両方が必要になります。

 

抜歯後出血について

他院で親知らずの抜歯されて、血が止まらないと受診される方もいらっしゃいます。
これは、どう抜歯したのか、また抜歯後の止血処置がしっかりされているのかが大切になってきます。

 

出血に関しても、止血剤の使用、抗生剤ジェルの塗布などしっかりと処置させていただきます。

 

抜歯に関して必要な事

歯を抜くということは日常臨床で、一般的な歯科医院で毎日行われていることです。

 

歯を抜く技術
歯を抜いた後の処置
ドライソケットや抜歯後出血などに対応できる技術と経験

 

は必要不可欠です。

 

歯を抜かないようにお口のクリーニングやう蝕処置をおこなう、予防・早期治療はもちろん必要です。
しかし、不運にも歯を抜かないといけないとなった場合、一旦考えてみてはどうでしょうか。

 

まとめ

親知らずの抜歯が必要です。
と言われた方は、その抜歯が必ず必要なのか、またどういった方法で抜歯するのか、抜歯した後の処置はどうするのかなどの説明をしっかりしてくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。

 

当院では、親知らずの抜歯などの処置は日本口腔外科学会の認定医である院長がしっかりと対応させて頂きます。
抜歯でご不安がある方は、一度ご相談にお越しください。

 

 
 

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