こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
お子さんの歯並びが気になり、これが正常なのか?矯正するタイミングはいつなのか?と疑問を持っておられる方が多いと思います。
矯正治療は、永久歯が生え揃ってからでもできるのに、なぜ小児矯正があるのかと思っている方もおられるかもしれません。
子供さんの歯並びが悪くなる原因、小児矯正治療について説明します。
遺伝的な原因もありますが、それ以外にも原因はあります。
・遺伝的要因(顎の大きさや歯の大きさ)
・お子さんの癖(口呼吸・うつ伏せで寝る・指しゃぶり・唇を嚙むなど)
・乳歯の虫歯
・大人の歯がうまく生え変わらず、乳歯の後ろや横から生えてきた
・唇や舌についているヒダ(小帯)の位置異常
など。
遺伝的な要因であると、歯の本数が一本少ないなどの原因で矯正治療が必要になる可能性があり、虫歯や癖で歯並びが悪くなっているケースでは定期的な歯科受診で矯正治療をせずに済むことがあります。
日常的に歯や顎に異常な力が加わっているような癖がないか、顎の発達異常を起こすようなような口呼吸などがないか、というように親御さんが日常から注意することで防げることが多くあります。
それでも改善しない場合は歯医者さんに相談しましょう。
乳歯に大きな虫歯ができると早期に歯を抜くことになったり、根っこに膿が溜まって、永久歯が横から生えてきたり、歯並びが大きく変わる原因になります。
積極的に乳歯の虫歯予防をしていくことがとても大切です。
3ヶ月に一回は歯医者さんで定期検診を行うことをオススメします。
では、いつ矯正を始めるべきなのでしょうか。
ベストなタイミングはあるのでしょうか?
矯正治療開始の年齢は一律同じではありません。
遺伝的な要因が大きいとされている下顎前突(受け口)などは早めのタイミングで行ったほうがいい場合もあります。
その他の場合は、永久歯への生え変わりが始まってから行う場合が多いといえます。
矯正治療は、すべての歯が永久歯に生え変わってからでも遅くはありません。
もちろん、大人になってからでも行えます。
しかし、上下の顎の成長のバランスがおかしかったりする場合は、歯の移動距離が大きくなるため、便宜的に歯を抜いてスペースを作る場合や、顎の骨を外科的に修正する手術が必要になる場合があります。
子供の時点で始めることにより、顎の成長のコントロールをしながら、歯を並べていける可能性があるメリットがあります。
当院では、成長を妨げず、異常な癖(歯ぎしり、指しゃぶり、下を前に出す、爪を噛む)などを除去することができる既成のマウスピースを使用しています。
子供の歯並びが気になりましたら、まずは当院へご相談ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師