こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
野生の動物がむし歯になる可能性はほとんどありません。
糖分の少ない食事を摂取しているため、むし歯になる前に死んでしまうためと言われています。
私たち人間は、医学の進歩や社会の進歩により、寿命を伸ばしてきました。
現在では『人生100年時代』といわれています。
可能な限り長く健康な状態を維持して生活を送りたい、と皆さんが考えているかと思います。
高齢になるにつれて、体の変化が大きくなります。歯に関しては、使う時間も長くなってくることで、むし歯や歯周病のリスクが増えることを意味しています。
健康寿命を阻害する要因には、『虚弱状態=フレイル』があります。
全身のフレイル、何か病気にかかったり、こけてしまってけがをしたりと全身は年齢とともに衰えていきます。
そのほとんどが、口腔内の機能低下『オーラルフレイル』から始まることがわかってきています。
口腔機能の低下は負の連鎖です・・・
歯が欠損し噛めない状態になる
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硬いものが食べれなくなる
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柔らかいものを食べる
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噛む機能・口の周りの筋力や舌の筋力が低下
といったサイクルが起こります。
また、食べたいものを食べれないことで、心身の機能低下にもなります。
これは、社会との繋がりがなくなることも意味しており、友人や家族との食事の機会が減少したり、口元にコンプレックスがあることで会話をする機会も減ってしまいます。
咀嚼による唾液の分泌や筋力の維持、会話による社会活動の持続がなくなり仕事以外の生きがいがなくなってしまします。
100年時代であれば、人生を楽しむことが重要になりますし、それには正しい口腔ケアが必須になります。
口腔内の健康を維持することで、全身疾患の予防や社会生活が正常になるので、若いうちから口腔ケアをしていきましょう。
・硬いものが噛めなくなった
・入れ歯を入れている
・外出が減っている
・友人や家族と食事に行っていない
・口の渇きが気になる
・歯が抜けたがそのままにしている
一つでも該当するようでしたら、歯の治療をすることで改善される可能性が大いにあります。
口腔環境の変化により、うつの状態が進行することもわかってきています。
これは歯の欠損している数に比例するとも言われています。
お口の状態が心の状態も変えているのです。
口腔環境をしっかりと整えて100年時代に備えましょう。
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院長 加須屋 歯科医師