こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
歯の健康維持、喪失防止の観点から「8020運動」がありますが、新しいコンセプトとして、「オーラフルレイル」があります。
これは、老化に伴う口の中のさまざまな機能の衰えが、最終的に食べる機能の障害につながるということを示しています。
オーラルフレイルによって、食に対する関心の低下や、機能の低下、食事量の低下がおこります。
進行すると、栄養状態が悪くなり、摂食嚥下機能も低下し、ひいては介護が必要な状態になる原因になります。
これを早い段階で治療することで回避でき、また悪化しない状態にすることが必要になります。
まずは、今どういう食事をメインにしているかを考えてみてください。
柔らかいものを食べている方は要注意です。
柔らかいものを食べていることは、噛む機能がそれほど必要ではないということになります。
噛む機能が必要でない、噛まないことで、咀嚼回数が減少し口周りの筋肉量が低下、筋刺激による脳への血流の低下と繋がっていきます。
噛む機能が必要でないということは噛めない、噛まなくていいということになるので、虫歯であっても、入れ歯が合わなくて使ってなくても問題ないということのなります。
「噛めない」「柔らかいものを食べている」「噛む機能の低下」という流れができてしまうことで、口腔機能の低下、食欲の低下、栄養摂取量の低下につながります。
そこから、低栄養、嚥下障害、要介護などのリスクが増大していきます。
ただし、硬いものを噛めばいいということでもありません。
今噛める固さのものを十分に咀嚼し一回につき20~30回は咀嚼することです。
一度に多くの食事量を取れない場合は、決まった時間に数回に食事することもオススメします。
その中で、合わなくなった入れ歯を新しくしたり、虫歯の治療をしたりしていきましょう。
超高齢化社会に向けて今できることは今するべきです。少しでも気になることがあれば早期に治療することをオススメします。
今悩んでいることがあれば相談してください。
電話予約、ネット予約が可能です。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師