こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
痛くなったら空いている歯医者を予約して行く
歯医者さんなんて、どこに行っても同じじゃない?
そう考えている方は、決して少なくありません。ですが、本当にそれで良いのでしょうか?
医療の受け方や治療の選び方は、患者さんの将来の健康に直結します。
日本には、世界でも誇れる国民皆保険制度があります。
これは1961年に始まり、全国民が「いつでも・どこでも・比較的安い費用で」医療を受けられる仕組みです。
海外でもカナダやオランダなどが似た制度を導入していますが、全国民が平等に医療を受けられる点では、日本の制度は非常に優れています。
保険証があれば、県外であっても、医療機関の種類が違っても、同じ自己負担で治療を受けられます。
そのため、ほとんどの歯科医院は保険医療機関として国に申請し、地域医療を担っています。
たしかに、ほとんどの歯医者さんで保険診療は受けられます。
「どこに行っても、噛めるように治療してくれればそれでいい」という考え方も理解できます。
しかし、実は同じ「虫歯治療」でも、保険診療と自費診療(保険外診療)では大きな違いがあるのです。
自費診療があるのは、保険診療では使える材料や機材が国によって厳しく制限されているからです。
保険内では最低限の機能を回復することは可能ですが、「見た目の美しさ」や「耐久性」「快適さ」を追求することは難しくなります。
例えば、「虫歯を治して白く自然に仕上げたい」という患者さんが来られた場合、保険では銀歯や耐久性の低い素材になるケースが多くなります。
一方、自費診療であれば、セラミックやジルコニアなど、見た目も自然で機能性の高い素材を選べます。
さらに、自費では接着に使うセメントや工程も異なり、長持ちする治療が可能です。
これは単なる見た目の問題ではなく、再治療のリスクを減らすという意味でも大きなメリットになります。
当院では、まず口腔内写真を撮影し、現在のお口の状態を「見える化」して説明します。
その上で、治療後の被せ物や詰め物について、保険診療・自費診療の両方を詳しくご説明します。
説明の際には、
◇使用する材料
◇かかる費用
◇治療に必要な期間(可能な範囲で)
などを具体的に提示します。
患者さんが納得されてから、初めて治療を開始します。
私たちは、「歯医者が決める治療」ではなく、「患者さんが選ぶ治療」を大切にしています。
虫歯がある→歯医者が治療する、という一方通行ではなく、
1.虫歯がある
2.可視化して説明
3.保険診療・自費診療の両方を説明
4.患者さんが納得して治療方法を選択
5.治療開始
という流れが、当院の診療スタイルです。
「どこの歯医者さんに行っても同じ」──実はそうではありません。
治療の選択肢や説明の丁寧さ、使用する材料や技術によって、治療後の満足度や寿命は大きく変わります。
高槻市で「今までになかった歯医者」を目指し、日々診療しています。
お口のことでお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師