こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
子供の歯は、永久歯にくらべて弱く、虫歯になりやすい構造になっています。
またむし歯にかかると進行しやすいという特徴があります。
しかしほとんどの場合は無症状で経過し、痛みが出たときは歯の神経を取り除かないといけない状態がほとんどです。
大人の歯のむし歯とは異なり、黒っぽくならないむし歯が多く、見た目では判断しずらい場合があり、定期的な歯科受診で初期のむし歯に気づくことがとても大切になります。
乳歯だから生え変わるし問題ないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そのむし歯を放置すると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
今、10人に2~3人の割合で永久歯の歯が足りないお子さんがいると言われています。
特に前から2番目・5番目は欠損しやすい部位になります。
永久歯がない場合は、大人になっても乳歯で食事をしていく必要があります。
乳歯のむし歯が神経まで届いてしまし、骨の中まで感染を起こしてしまうことがあります。
その際、膿の固まりが永久歯の種に感染して、成長を妨げたり、正常な歯の色にならないなどの悪影響を及ぼします。
骨の中に膿が溜まっていると、正常な方向に永久歯が生えてくるのを妨げてしまいます。
その結果、ほっぺた側や舌側に傾いた状態で永久歯が生えてくることでガタガタな歯並びになってしまします。
乳歯のむし歯が大きくなり、むし歯がある側で食事ができなくなると、反対側だけで食事をするようになります。
その結果、正常な顎の成長ができなくなり、顔が歪むなどの可能性があります。
乳歯に多くのむし歯がある子は、むし歯菌が多いお口の環境になります。
そのため、永久歯もむし歯にかかるリスクが高くなります。
子供の時から歯の健康を考えることは大切です。
歯は戻ってきません、定期的な歯科受診を心がけましょう。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師