こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
鏡を見て、最近歯が黒くなってきたと気にしている方がおられるかと思います。
黒くなっているからといって必ずしも虫歯!というわけではありません。
先日、3歳半検診に行かせていただきましたが、その際も歯の色を気にされている親御さんが多くおられました。
原因についてはいくつか種類があります。
むし歯には、大きく分けて急速に進行するむし歯(急性う蝕)と、ゆっくり緩慢に進行するむし歯(慢性う蝕)があります。
急性のむし歯は子供に多く、表面から見ると白っぽくなっていたり、歯と全く同じ色をしていることが多いので、見分けにくい時が多くあります。
また、大人のむし歯は黒っぽい色をしています。
痛みの程度は個人差がありますので、違和感があるだけであったり、1日痛みがあるだけでおさまったりします。
そのような症状があった場合は放置せず、早めに歯科医院にいきましょう。
神経が生きている歯は、血流があるため白く健全です。
しかし、血流がない歯(神経がないまたは神経が死んでしまっている)は栄養がないため、もろくなり、色も茶色っぽくなります。長く放置しておくと黒っぽくなります。
内面から黒くなっているため、神経の処置をしっかりと行い、キレイな歯を被すことが必要になります。
歯の表面や、奥歯の溝に茶色または黒い色がついていることがあります。
むし歯なのか着色なのか判断が難しいです。
着色であっても、歯ブラシで取り除くことは難しいので、歯医者さんでキレイにクリーニングしてもらうことが必要になります。
当院ではクリーニング後のトリートメントも行なっていますのでご相談ください。
金属イオンが溶け出すことで、歯が黒くなったり、歯ぐきが黒くなったりします。
今は保険診療内で白い被せ物ができる範囲が多くなってきました(保険での白い被せ物には条件があります)。
見た目の改善も必要ですが、黒ずんでいる部分がむし歯との判断が難しくなっていますので、早めの歯科受診をオススメしています。
また、サホライドというむし歯進行止めの薬液を使用した子供さんの歯は黒く変色します(当院では使用しません)。
気になる場合は、しっかりとむし歯と変色部分を除去して、レジンという白い詰め物を詰めることが可能です。
歯が黒くなってきた!歯の表面の茶色っぽいところが気になる!など、気になった時に早期受診していただくことで、処置回数、処置時間の短縮が可能かもしれません。
お気軽にご相談ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師