こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
テレビやCMで耳にする機会が多くなりました、予防歯科ですが、実際のところどんなことをするのか、何のために行うのか、理解している方は少ないかと思います。
予防歯科は、虫歯や歯周病、その他の歯科疾患を予防するために重要な処置です。
以前は痛くなってから歯医者に行くことが当たり前でしたが、歯の神経を取ることになったり、抜歯になるケースが多く、ご自身の歯で食事ができる・楽しむことが難しくなってしまうことが多くありました。
近年では虫歯や歯周病を未然に防ぐため、いつまでもご自身の歯で食事をするため、予防歯科が重要だと叫ばれています。
虫歯は、歯磨きを怠ったり、しっかり丁寧に行われなかったりすることで、歯の表面や歯と歯の間、歯の溝に細菌が付着・増殖して食べ物に含まれる糖分を栄養に酸を産生し、歯を溶かしていくことです。
虫歯の初期段階は、治療を行うことで歯の神経や歯自体を維持することが可能ですが、虫歯がどんどん進行していくと神経の処置が必要になったり、歯を維持できなくなったりして、痛みを伴います。
歯周病は、歯磨きを怠ったり、しっかり丁寧に行われなかったりすることで、歯の溝に細菌が付着・増殖して、歯肉炎や歯周炎を発症し、歯槽骨や歯根膜といった歯を支える組織を溶かしていき、歯が支えれなくなったり、抜け落ちてしまいます。
かすや歯科クリニックで行う、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアには下記があります。
歯と歯ぐきの境目にある歯ぐきの溝(歯肉溝)の深さを専用の器具で測ります。
健康な歯肉溝は1~2mmですが、歯肉炎の場合は3~5mm、深さが4mm以上となると歯周病の初期段階で、8mm以上の場合は歯の維持が難しいことがあります。
歯が揺れていないかを検査することで、歯を支える組織の状態を把握します。
日頃の歯磨きが正しく行われているかどうかを判断するために、歯の周囲のプラークの付着状況、歯肉炎の状況の把握を行います。
検査の結果から歯の表面プラークの除去、歯周ポケットの深い部位の歯石の除去、歯表面の着色・ぬめりの除去を専門の機械をつかって行なっていきます。
患者さん個人個人の磨きにくい部位、磨き残しの部位を説明し、歯ブラシの当て方、歯間ブラシやフロスなどの補助器具の使い方を指導させていただきます。
この時に歯磨き粉や洗口剤の選択方法もお伝えします。
当院では洗口剤によるフッ素とジェルによるフッ素の二種類を使用して、歯の表面の強化、再石灰化の促進を促します。
初期う蝕は再石灰化し改善する場合もあり、幼若永久歯(生えたての永久歯)には特に効果的です。
噛み合わせの部分の溝には汚れが溜まりやすく、幼若永久歯は特に虫歯の好発部位であると言われています。
溝をフッ素が持続的に徐放される樹脂にて充填し、虫歯を予防します。
目で見て触って診断できる範囲で診断し、骨の中に関しては、レントゲン撮影を行い、歯周病のより精密な判断、顎の骨に異常がないか、親知らずの有無、視診ではわからない虫歯の発見など、歯科医師主導で診断に使用します。
予防歯科をしっかり行うために、約1時間いただき、衛生士によるプロフェッショナルケアを行わせてただきます。
一度ご相談、ご予約ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師