こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
神経の処置をした後、数年後に根っこの先に膿が溜まることがあります。
これは、歯根嚢胞(しこんのうほう)や根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)といった病状で、再度根っこの治療が必要になります。
再度治療しても治らない場合には、抜歯ではなく、膿の袋を直接除去する、歯根端切除術(しこんたんせつじゅじゅつ)という方法があります。
治療症例
左上5番目の歯の根っこが膿んでいる症例です。

左上に膿が溜まっていることがわかります。

歯ぐきを切開して、根のさきの膿を確認します。

膿をしっかり取り除き、抗生剤を充填します。

その上に止血剤のシートをのせます。

綺麗に縫合して手術は終了です。
まとめ
処置の時間は約30分程度で、術後は抗生剤・痛み止めをしっかり内服していただきます。
10日から14日後に糸をとりに来院していただきます。
被せ物を取り除くことも必要ないので、糸取りの後は膿の部分に硬い骨ができるのをゆっくり待ちます。
根っこのさきが膿んでいて、抜歯と言われた方は一度ご相談ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師











