こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
洗口液、含嗽剤、マウスリンス、マウスウォッシュなど、ドラッグストアやスーパーマーケットなどで多種多様な名称が用いられ販売されています。
用語に統一性はなく、学術講演などでも統一はされていないのが現状です。
最近では、口腔内への意識が高まりつつあるので、ドラッグストアやスーパーマーケットなどでオーラルケア用品のコーナーが拡張されています。
また、洗口剤は使用方法がとても簡単で、外出先などでの口臭対策に使用できることから、販売数は増加傾向にあります。
同じ液体でも、洗口剤と液体歯みがきは全く違うものです。
販売されているお店では、同じ列に並べられて売られているため、間違いやすいです。
まず、洗口剤は歯ブラシを使わずに、適量を口に含んで数秒間ブクブクしてからはきだすことによって、口腔内の浄化と口臭予防が期待できます。
薬用成分が配合されている場合は、口腔内細菌の殺菌効果も期待できるものもあります。
一方で、液体歯磨は適量を口に含みながらブラッシングをする、あるいは適量を口に含んで数秒間ブクブクしてからはきだしてブラッシングをするというものです。
殺菌成分の他に、抗炎症成分や、血流促進成分を配合しているものもあります。
各製品に、効能が表示されています。
これは厚生労働省医薬食品局で基準が定められていて、医薬部外品の洗口液・液体歯磨に配合可能な有効成分と取得できる効能または効果について表示されています。
基準の配合濃度を上回れば製品に表示できますが、くわえたからと言って臨床的に全ての効果が得られることは証明されていません。
製品の成分により様々な効果があり、それぞれの特徴を理解して使用することが大切になります。
洗口剤で歯ブラシをしても問題ないですか?と聞かれることがあります。
もちろん問題ありません。
当院で使用しています、コンクールFはクロルヘキシジンという有効成分が配合されており、殺菌作用があり、口臭予防、歯肉炎の予防・歯周炎の予防・虫歯の発生と進行の予防が期待できるものになります。
歯ブラシに適量つけて歯と歯茎の境目をゆっくり丁寧に磨くことで有効成分を十分に発揮できます。
洗口剤、何を使おうかと悩んでいる方はぜひご相談ください。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師