こんにちは。
高槻市の歯医者「かすや歯科クリニック」院長の加須屋です。
子供がいつから歯医者さんへ行くかは以前にも書かせていただいてますが、できるだけ早く受診するようにしてください。
付き添いからで問題ありません。まずが歯医者さんになれることから始めましょう。
子供の歯と大人の歯
子供の歯（乳歯）は、大人の歯（永久歯）に生え変わるため小学校低学年から高学年にかけて順番に抜けていきます。
とはいえ、虫歯になってもほっといて良いものではありません。
子供の歯の下には大人の歯が控えているので、子供の歯が虫歯になり、根っこの中まで細菌感染すると、大人の歯に感染がうつったり、生えるべき方向から生えなかったりと悪影響を与えてしまいます。
適切な時期に生え変わりしなければならないにも関わらず、虫歯によって早く抜けてしまった場合には、大人の歯の生える位置を誘導する役割を果たせずに、理想通りの位置に生えてこない可能性があります。
子供の歯が虫歯になった時の注意点
虫歯によって歯が痛い場合は、食事の際の咀嚼（そしゃく）がしっかりできないことがあり、顎の成長・発達が妨げられることがあります。
顎の成長は、大人の歯が生えるスペースをしっかりつくるためにとても重要です。
そのため、食事の時もしっかりと食べ物を噛むようにして、全身の成長に繋げることが必要になります。
ご自宅でできる対処法
自宅では必ず仕上げ磨きをしてあげてください。
目安としては小学校卒業までは仕上げ磨きをしてあげてください。
永久歯の生え変わり、顎の成長、虫歯の有無、歯並びの異常の有無など、親御さんが気づいてあげる環境がとても重要になります。
歯ブラシは３～４週間に一回新しいものに変えること、フッ素入りの歯磨き粉、フッ素入りのうがい薬を併用など自宅でできることもたくさんあります。
お菓子を食べる回数が多いお家では、飲み物をお茶や水にすることや、フッ素入りのラムネやガムを食べるようにするなど、工夫をすることでよりお口の中に細菌が繁殖しにくい状態を保つ事ができます。
子供が歯医者を受診する頻度
歯科医院には、２～３ヶ月に一回は受診していただきたいと思います。
歯ブラシでは取りきれない歯石の除去、歯の表面に付着したプラーク・よごれの除去、歯磨き指導、高濃度フッ素の塗布、虫歯予防のシーラントを詰めるなどさらに予防に特化した処置を、歯科衛生士により行わせていただきます。
歯は大切です。虫歯になったら戻ってきません。
親御さんが気にかけて、毎日お口の中を確認してあげましょう。
高槻市の歯医者
かすや歯科クリニック
院長 加須屋 歯科医師
